たった今読み終わった本なんですけど、もうめっちゃくちゃ興奮したのでこの勢いを大事に感想書きます!
脳には妙なクセがある
著者: 池谷 裕二
笑顔のコスパの記事書いてる途中に出会った
先日、笑顔のコスパが思ったより良いことに気づいてほしい という記事を書きました。その記事書いてるときに、検索していたら出会った本です。
「脳のクセ」として、私たちが日常でよく遭遇するいろいろな事例が紹介されていて、全部通してとても面白いんですが、その一つに「まず笑顔を作ることで幸せな感じになるよ」って話が紹介されています。
最初はここのところを読みたくて買ったんですが、最初から最後まで面白くて、後半は一気に読んでしまいました。
脳から考える「よりよく生きること」
「脳科学の視点から「よりよく生きるとは何か」を考える一冊! 」と、商品説明には書いてあります。そして、楽しくごきげんに生きることが目標だとも書いてありました。いいねそういうの、好きです。小難しくなくて。
序盤で私がとても興味をいだいたトピックはこんなかんじ。
- 他人の不幸を気持ちよく感じてしまう脳
- 脳はどのように信頼度を判定するか
- 社会通念や思い込みも真実を生み出す
- 脳は感情を変更して解決する
脳の色んな分野の働きや反応をわかりやすく説明してくれています。
中盤にかけて、私が普段から「なんかこういうことってある気がするんだけど、どうしてなんだろ?」と思ってたことに対しての説明がされている感じでぐいぐい引き込まれます。
そして終盤、22章、24章、26章。このあたりは自分で意識もしてないところにどんどん解説が入る感じで、正直ワクワクが止まりません。明日からの自分観察のとき、面白い視点でものが見られそうです。
脳って思ったよりすごいんだな…。と思ってたんですが、その思ったよりももっともっともっとすごいんだな…。脳やばいな…。
そしてそんな話からより良く生きるってことについて話が向かうのも面白すぎます。こうやってひとつひとつ読んだ後だと、「なるほど、たしかにより良く生きる手段だそれ」と、一つの見方を与えてもらった気持ちになれます。
私の「理由がわからないけど、こう」に理由がついた
私が今まで自分を見つめたりして、きっとこうだろうなと思ってることっていくつかあるんですよ。たとえば、
- 気の持ちようって案外バカにできない
- 感情と行動の順序(悲しいから泣くのか、泣くから悲しいのか)
- 語彙が認知力に影響を及ぼすこと
- 人に言われるより自分で決めたことのほうが効果が高い
こんなあたり。これらって自分では「どうしてそうなのか」って説明ができなかったんですが、この本を読んだ後では少し説明ができるようになりそうです。自分相手にも説明ができないと不安になってしまうタイプなので、説明ができるようになって本当に良かった。
おすすめの一冊です。同じ著者の他の本も読んでみようっと。