ほしいものリスト、万年2位
最近、ほしいものリストを作って、定期的に買ってます。ジャンルは色々で、服とか、本とか、またはなにかのソフトウェアとか…
その中にかなり最初から入っていながら、なかなか抜け出さないもの、それが真空調理器だったんですねー。
真空調理器っていうのは真空調理をするための調理家電ですが、じゃあ真空調理ってなんなのか?ってところは以下をご覧ください。
「焼く」「蒸す」「煮る」に次ぐ、第四の調理法…(あれ、揚げるは?)
真空にして効率よく一定の温度で加熱する、って感じですね。
単に低温を維持して調理するのであれば、オーブンでじっくりローストビーフを作ったり、鶏肉を沸騰したお湯に入れてすぐ火を止めて予熱で云々…とか、炊飯器の保温を使って調理するとかも入りますね。
特にタンパク質が固まって水が抜けるのって結構低温らしいんですけど(63~68℃のあたりらしい)それ以下で加熱し続けるのって焼いたり煮たりだと難しそうじゃないですか。それが簡単にできるのがこういった方法なんですね。
タンパク質が固まらず水も抜けないで加熱されるっていうのがどういうことかっていうと、簡単に言えばやわらかいしパサパサしないってことです。
大体の人が固くてパサパサっていうと鶏むね肉とかを思い浮かべるかもしれませんね。私もまずそれを思い浮かべました(笑)
そんなにすごいのかなー
ほしいものリスト万年2位だった理由はこの一言に尽きます。
実際、胸肉をしっとり食べる方法なんていろいろあるわけです。何もこんなの使わなくても、重曹を使ったり、片栗粉まぶして焼いたりしても普通に食べやすくなりますしね。私が通常やってたのは圧力鍋で酒蒸しですが、これも結構ぷりっぷりになって美味しかったんです。
なので、試してみたいけどいまいち、後ひと押しに欠ける…みたいな感じだったわけです。
特にきっかけもなかったんですが、試さないとわかんないし、食べてみてから良かったら儲けものだな!と思ってAmazonのタイムセールで色々買ったついでにポチってみました、
買った!
買ったのはこれら。
真空調理器本体
Anovaにするか迷ったんですけど、これもそこそこレビューいいしいいかなーって感じです。温度調節は0.1℃刻み。
真空シーラー
私が買ったのもう売ってなかったので別のレビュー良いやつを…。
ジップロック使ってもいいかなと思ったんですが、別途真空パック保存も導入したかったのでついでに買いました。今の所十分です。
真空パックロール
シーラー本体にもちょっとだけパック用の袋が付属してますけど、ついでなので買いました。
届いた!
こんなんでした。
使った!
早速使い倒しました。届いてから一週間、ほぼ毎日何かしら作ってました…
作り方はだいたい共通してます。
食材を真空パックorフリーザーバッグに入れて空気を抜く
真空パックにするかフリーザーバッグに入れて自分で抜くかの違いは水気があるかどうか。
私が買ったシーラーは汁気のあるものをパックはできないので、そういう場合はフリーザーバッグに入れて自分で空気抜いてます。
専用パックに入れて空気を抜き密封するとお肉はこんなことになってしまうのだ…
胸肉は塩コショウ+ねぎとしょうがくらいなのでこれも真空パック可能です。
お野菜。ギュッと固くパックされます。
真空調理器を起動
調理器はこんな見た目。結構大きい、棍棒みがあります。
MAX水量とMIN水量の目盛りもついています。
ストッパーも付属してますので、鍋と調理器を固定できます。
だいぶ大きめの寸胴鍋を使ってちょうどいい感じです。おでん作れそうな大きさのやつ。パスタとか。
コンセントをさしこんだらすぐ起動します。現在の水温が出ます。
横にダイヤルがあるのでクルクル回すと水温と時間を設定できます。
水温・時間の切り替えは液晶横の時計と温度計のアイコン部分をタッチで切り替え。
セット完了したら真ん中のボタンを押して加熱スタート。
すぐに動き出して水をあたため始めます。60℃とかだとちょっと待つかな。
設定温度の2℃手前でいちどアラーム、設定温度に達したらもう一度アラームです。
温玉を作ろうとしているところ。
食材を入れたらあとは終わるまで放置です。
基本すぐ食べるか保存するなら急冷
作り置きを作る時もそうだと思いますが、真空調理といっても例外ではなく、食中毒のリスクが高まる、菌が元気になる温度帯っていうのがありますけれども、そこはなるべく早く通り抜けさせることが大事です。すぐ食べない場合は袋ごと氷水とかに漬けて急冷後に冷蔵庫にドンします。
実食
色々食べてみました。もうね、ほんっとうにお肉はふるふるで柔らかい。画像で見るより何倍も美味しいんですよね。
フォロワーさんともお話したけどこれ画像と言葉を尽くしても全然伝わりそうにないんで困ります。
自分で実際目の前にあるお肉を見ても、それと食べたときの感触が一致しません。要は、今までの肉の食感とは想像する範疇が異なっているんですね。
牛モモのステーキ用を真空調理してから表面をジュッと焼いたもの。
見にくいですけど温泉卵とローストビーフが真空調理。卵はバッグに入れなくても、そのまま投入するだけで良くていいですよ!ゆで卵から温泉卵まで自由自在です。
鶏むね肉。塩コショウして、ネギの青いところと生姜を入れました。
このまま保存して、食べる時に取り出せばOK。
これは豚ヒレと温泉卵。豚ヒレはもともと普通に焼いても美味しいですけど、ランクアップしますね!
作ってみて良いなあと思っていること
おいしさが安定している
目新しさもあるけれど、お肉が本当に美味しい。なにもすべてふるふるになるわけでもなく、食感がほしければ温度および時間の調節で好みの感じにできるのが素晴らしいです。そして、それが安定して作れるのが本当に良い!
毎回安定した美味しさって大事です。
まとまった時間放置ができる
時短調理とかあるじゃないですか、ぱぱっと出来てすぐおいしいみたいな。
ああいうのとはまた別の方向の時短だと思います。
たとえばレシピによっては3時間とか4時間とか加熱したりするんですけど、その間完全に手が離れるんですよ。火の様子を見たりしなくていいの。
その間ジムに行ったりしててもいいの。30分放置とか逆に忙しいんですよね。
3-4時間使うレシピはなかなか平日に使いにくいですが、1時間とかのレシピもたくさんあるわけです。平日とかでも、帰宅してすぐ支度開始、その間に湯温を上げる。温度が上がったらぽいっと放り込んでお風呂にゆっくり浸かる。上がったらちょっと焼いて食べる。自分がやった作業といえば、ちょっと塩コショウして真空パックしてスイッチピッと押したくらい。それなのに死ぬほどうんまい!
肉・魚だけじゃない
野菜とかも普通に使えるんですよ。放置時間は10分~30分と短めだけど、すごく美味しく仕上がります。私のオススメはカブ!!!!!
生っぽい見た目だし食感は残っている上甘みが増してる!!!!!!!これはもうお菓子!!!!!!甘い水菓子!!!!!
温泉卵もイライラするほどきれいにできます。今までは温度とか安定しなかった…
洗い物がほとんどない
パックされているのでほとんど水も鍋も汚れないので、調理に関する洗い物が少ないです。ほんとうにいい。ほんとうに楽。
気をつけていること
安全面への配慮
どういうことをしたら危険になるのか、ということは事前に勉強したほうが良いです。その知識と、あとはできる範囲の対策(アルコール除菌、手袋、急冷)を心がけてるくらいです。
そして、そういう勉強や対策がちっとも面倒くさくならないほどおいしいことは書いておきたいです。
総括:クリーンな食事のランクが上がる
ツイッターでも書きましたが、ダイエットをする時にまず考える「クリーンな食事」のランクが1段階アップすると思います。もう、まじでダイエット考えてる人はまず食事変えるべきだけど早々に買うと良いと思う
とりむねがすごい食べやすくなる
市販のサラダチキンとか目じゃないんですけどっていうくらい食べやすいです。しかも一週間分くらいならまとめて作れるので手間もそんなにかからないですしね。
調味料とかが最低限になる
使う調味料が最低限でもしっかり味が入るんで、こういうのも嬉しいところですよね。油とかも殆ど使わないでいいし。
ダイエットの効果も高まるらしいよ
なんか調理の温度が高かったりするとAGEs(終末糖化産物(Advanced Glycation End Products))てものが増えちゃったりするらしくて、こいつが増えると骨やら血管やらにダメージが蓄積しちゃうんですって。
低温での調理ってそのへんのリスクも減らしてくれそうみたいな話もあるようで、メインの理由にはならないにしてもメリットの一つとしては捉えられそうかな、って感じがしてます。
また色々と食べて美味しかったものとかレポートしていきたいなー。
それでは今日はこんなところで!