私たちが「手段」を「目的」にする瞬間

この記事はこんな人に読んでほしいです。

  • 今の目標にとらわれて、身動きがとれなくて苦しい人
  • 目標を達成したはずなのに、現状に満足出来ない人
  • 本当は何がしたいかわからない人

「手段」が「目的」になっている状態ってどういうこと

  • 問題がいつまで経っても解決しない状態
  • 悩みばかり増えている状態
  • 正解ルートが一つしかないような気持ちになっている状態

とか、色々あるなと思います。
そんなときは、 あなたの目的はただの手段かもしれないということを疑ってほしくて、この記事を書いています。

本当の目的の見つけ方

自分の今の目的を思い描いてみてください。 その目的を達成することで、どうなると思いますか

その「どうなる」の部分が本当の目的だったりしませんか。
本当の目的のことを、今回は「願望」と呼びたいと思います。

あなたが今目的にしているのは、実は「願望」に至る、一つの手段にすぎないのではないでしょうか。

具体例

表に出ている目的:3キロ体重を減らす
願望例:きれいになる

表に出ている目的:転職する
願望例:環境変える

表に出ている目的:いい会社にはいる
願望例:いい人生を送る

願望を叶えるためだったら、別にもやり方あるよね?って言うこと、結構ありませんか?
私たちはいつの間にか、表に出ている目的にだけフォーカスをしてしまいます。
だから、今の目標にとらわれると窮屈だと感じるし、 目標を達成しても、願望が達成されていないので、満足できないし、 何がしたいかも見えにくいのです。

なぜ、願望はいつも一つ内側に隠れているのか

これに気づいてから、人と話したり、自分のことを考えるときに、 「どうして人の願望は内側にかくれるのだろう」 と思うようになりました。

私が思う一つの理由は、願望を満たすためにとれる手段として、無意識のうちに、最初に考えているんじゃないかなと思います。
行動について深堀りしているわけですね。

そして、本当にやりたいこと、本当に解決すべきことのために考えた手段ではありましたが、表面に出すのは手段のほうです。
手段を表に出してしまうから、それが本当の目的だと脳が勘違いするんじゃないのかなぁ、と今は思っています。

だから、今の自分の目的は願望を満たすために出てきた行動や目的であるかもしれない、という認識を持ち、 定期的に掘り返す必要があるなと感じています。

隠れた願望を見つける問いかけ

こんな問いかけをしてみると良いと思います。

なぜ、その目的を設定したのでしょうか?
その目的を達成したら、どういう自分の状態になると思いますか?
その状態の自分は、理想的な状態ですか?

理想的な状態になるために、他にできることってなんでしょうか?

この辺を考えてみると、今の目的とは違ったやり方がでてくるかもしれません。 本当にやりたいことのためにやることは本当にそれだけなのか、考えてみましょう。

たとえば、痩せたいの裏に隠れた願望が「きれいになる」ならば、
きれいになる方法は痩せるだけとは限りません。
髪型を変えたり、自分に似合う服を探したりしても良いわけです。

いい人生を送るために必要なのは、いい会社とは限りません。

幸せになるルートも、
よい人生をおくるルートも、
絶対に一つではありません。

どうか気をラクに、
今の目標は手段の一つにすぎないかもしれないということを頭において
どうせなら貪欲に、いろんな手段で願望を叶えてやりましょう

それでは今日はこんなところで。

Profile

Xiuca

神奈川県で夫・ねこ・ねこと暮らす38歳。

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